【カナダ移住体験談】カナダのショッピング事情

カナダでショッピング

 

ショッピング

 

カナダに移住している人はもちろん、留学や仕事、観光で来ている人でも、カナダでショッピングを楽しむ機会はあるでしょう。

ダウンタウンなどに並ぶショップやショッピングモールなど、様々なところでのお買い物。でも、日本とは少し事情が異なる部分も…。

今回は、カナダでのショッピング事情を紹介します。

チップは不要

カナダでは様々な支払いにチップが必要です。

しかし、衣類や食料品の買い物などにはチップは発生しません。特に気をつけたいのはカードでの支払い時。暗証番号を入力する際に、チップを支払うかどうか聞かれることがありますが、通常の買い物では支払う必要がないので「No」を選択して、支払いを済ませます。

店員さんがものすごく丁寧に接客してくれた場合には、気持ちとして少しのチップをカード払いの時に払うのも良いでしょう。しかし、義務ではなく払う人も少ないので、レストランのように、現金を置いて行く必要はありません。

カウンターに現金を置いて行くと、忘れてしまったのだと思われて、店員さんが追いかけてくることもあります。

カナダの消費税

カナダで買い物をした経験のある人の中には、消費税の高さが気になった人もいるでしょう。

カナダの消費税システムは日本とは大きく異なり、3種類の消費税があります。1つは『GST』と呼ばれるもので、国全体で統一されており、税率は5%です。

もう1つは『PST』と呼ばれるもので、州によって税率が異なります。この『GST』と『PST』を1つにしたものは、『HST』と呼ばれています。

以下、各州の税率です(2018年)。

アルバータ州 GSTのみ  5%
BC州    GST+PST  12%
マニトバ州  GST+PST     13%
ノバスコシア州 HST           15%
オンタリオ州  HST           13%
ケベック州  GST+PST      14.975%

『PST』は、生活必需品では非課税の対象になります。対象となるのは、書籍類、食品、子供服、ドライクリーニング、固定電話通信費、電気代、靴修理、タクシー、ガソリン、薬などです。

セントは切り捨て

カナダの通貨には、ドルとセントがあります。

例えば1.2ドルの時は、小数点以下がセントですが、1セント硬貨は2013年より使用されておらず、ショッピングの際にセントが発生した場合は「切り捨て」になります。

細かい部分を切り捨ててしまうのは、大雑把なカナダ人らしい発想です。

慣れない硬貨で支払うことは、なかなか容易ではなく、観光などの短期間で訪れる際には、クレジットカードの利用が便利です。

カナダでは、日本よりもデビットカードやクレジットカードを使う人が多く、ほとんどのお店でクレジットカードが使えます。稀に、Wi-Fiがダウンしている時にクレジットカードを使うことができないお店もあるので、万が一のために、多少は現金を用意しておくと安心です。

カナダでのセール

カナダでも、日本と同じように季節によってセールが行われています。

セールでよく見かける表示が『$10 for 3』です。この金額は一例ですが、通常なら2つで$10のところ、同じ金額で3つ購入することができるという意味です。

商品の近くに表示されている場合もありますが、多くの場合は店員さんがやってきて、このセールのことを教えてくれます。すぐに聞き取ることができるように、『$10 for 3』や『$15 for 2』などの言い方を覚えておくと良いでしょう。

オンラインショッピングでの注意点

カナダでオンラインショピングをする際に気をつけたいのが「ドルの表示」です。

ウェブサイトのURLが「.ca」で終わっている場合は、カナダのお店なので「$」の表示が「カナダドル」であることを示します。

しかし、それ以外のサイトは、アメリカのサイトである可能性が高く、アメリカのお店から購入すると、表示されている金額は米ドルなので、カナダドルで支払う場合には高くついてしまいます(2019年3月現在)。

アメリカのお店から購入する場合は、レートにより金額が変わることを覚えておきましょう。なかには、「C$」と表示されているお店もあり、「C」がついている場合は、カナダドルであることを示しています。

オンラインショッピングで思いがけない金額を請求されることがないように、買い物の際には毎回確認する必要があります。

dollar

 

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