【タイ移住422日目~タイ移住428日目】タイの広告費

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9月某日、群馬県某所での会話です。

男「この間、オレ、タイに出張に行ったんだけど、カプ雄さんみたいな人を見たよ」
女「また言ってる。うちの旦那さー、帰って来てから、ずっと言ってんの。カプちゃんをタイで見たって」
女の友人1「人違いでしょ。カプちゃんみたいな顔、どこにでもいるし」
男「でもあれ、絶対にカプ雄さんだと思うんだけどなー」
女の友人2「確信があるなら、なんで声を掛けなかったのよ」
女「そうだよ。声を掛ければ良かったじゃん」
男「だって駅員と揉めていたんだもん」
女・女の友人1、2「……駅員と揉めてた?」
女性3人の箸が一斉に止まり、一瞬の沈黙の後に、皆がゴソゴソとバッグから携帯を取り出したそうです。

壊れかけの私の携帯に日本から国際電話が掛かって来たのは、その数分後でした。
目撃者の妻である女性からです。
「久しぶりじゃん。国際電話だろうから用件だけ言って。タイ?うん、住んでるよ。言ってなかったっけ?はあ?それ人違い。最近は誰とも揉めていないから」

聞けば旦那が目撃した駅を私は利用したことがなく、完全なる誤解でしたが、何が悲しいって駅員と揉めていたってだけで、皆が確信を持ったこと。大学時代から良好な関係を築いていると思っていたのに、とんだトラブルメーカーだと思われていたなんて…。はあ…。

おはようございます。
今朝のお目覚めは、いかがでしたでしょうか?タイ移住中のサワディーカプ雄でございます。

今週もタイ移住生活の何気ない一コマを、読む価値ゼロでお届け致します。

<タイ移住422日目>
先々週、お伝えした405号バーガーの続報です。
405号バーガーについて、詳しく知りたい方が、もし、この世に生存しておりましたら<タイ移住408日目~タイ移住414日目>をご覧下さい。

405号バーガーの部屋の扉は、いつも開けっ放しです。どんなに強い敵が現れても倒せる自信があるのでしょう。そして、戦闘能力が人並み以下の私も就寝時以外の在宅中は、部屋の扉を開けっ放しにしています。心の扉は就寝時以外、閉まりっ放しですけどね。
ゆえに、405号バーガーの孫娘(2歳)は、勝手に自室と私の部屋を往来しているのですが、この日は、朝から様子が違いました。

2歳の孫娘は聞いたことがないくらい、大きな声で泣いており、それは泣くと言うよりも絶叫や悲鳴に近く、こっぴどく叱られたのかしら…と心配しつつも、この日の私は学校でテストがあったので、急いで身支度を整えていました。

時計を見ると、いつもより10分以上も過ぎており、空になった整髪料の容器をゴミ箱に放り投げる余裕さえなく、慌てて部屋を飛び出します。毎晩降り続く雨のせいで、まだ少し濡れている廊下を駆け、405号バーガーの玄関を通り過ぎようとした時、小さな異変に気付きました。

え、何この大量の段ボール…。
その横にある台車には、乱暴に洋服が積まれています。
うそ?引っ越すの?

部屋に顔を突っ込んで、ちょっと覗いてみましたが、ほとんどの荷物は運び出されていました。

どこに引っ越すのか、どうして引っ越すのか、簡単なタイ語しか話せない私が完璧に理解できるわけなどありません。それでも、あまりに急な出来事に動揺し、405号バーガーの姿を探してみましたが、部屋に巨体は見当たりませんでした。普段は1キロ先でも見つけられるって言うのに。

遅刻をしたら0点になるかも…。
泣きじゃくる孫娘に声を掛けても気付く気配はなく、その横顔に一方的に手を振って、アパートを出ました。

数時間後、部屋へ戻ると、405号バーガーの部屋の扉は閉まっていました。
私が帰って来ると「おい~」と言いながら上機嫌で出迎えてくれる孫娘の姿もありません。
たった一枚の扉が閉まっているだけで、この廊下は賑やかさを失い、たった一人の幼い声が聞こえないだけで、この廊下から明るさが消えました。

さようなら。
ありがとう。
またいつか。
短い挨拶さえ交わすことなく、突然いなくなってしまった405号バーガーと孫娘。

微かな残像を確かめようと、部屋から何度も顔を出し、廊下の向こうを眺めます。それでも扉は開きません。
この夜も当たり前のように雨が降り、その音だけが大袈裟なくらいに響いていました。

おはよう。
学校?行ってらっしゃい。

毎日のように繰り返された日常は、何気なくても嬉しい気持ちになった日常は、どんなに振り返っても、もう戻って来ないのでしょう。心にぽっかりと空いた雨雲のような色をした穴に、自分でも驚きました。

翌朝、清掃スタッフが空室になった405号室を掃除していました。すぐに他の誰かが入って来るのでしょう。それでも、すぐ近くで聞こえる気がします。孫娘がはしゃぐ声と405号バーガーが豪快に笑う声が。
そこに形はなくたって、私の耳には届きます。

<タイ移住423日目>
忙しそうに405号室を清掃しているアパートのスタッフに尋ねてみました。
「引っ越したの?」
スタッフは答えます。
「うん、昨日、引っ越しは終わった」

そこに形はなくたって、私の耳には届く孫娘と405号バーガーの声。それは心にぽっかりと空いた雨雲のような色をした寂しさが届けてくれているのでしょうか?

エレベーターのドアが開き1階へ到着すると、すぐ目の前を405号バーガーが孫娘の手を引いて、いつも通りエラソーに歩いていました。
幻?そのわりには、デカすぎる…。

おはよう。
学校?行ってらっしゃい。

もう聞くことさえできないと思っていた質問も、昨日の今日では、ありがたみや懐かしさが感じられません。
「おい~」
孫娘もそう言って私に手を振ります。

あの、つかぬことをお聞きしますが、あんたがた、引っ越したんじゃなかったの?
私の問いに405号バーガーは、鼓膜が破れるほど大きな声で答えました。
「引っ越しは終わったよ。4階から7階に引っ越した。ガーハッハッハッ!」
なぜ、なにゆえ、そんなややこしい事を。

「部屋が狭くなったんだ」
部屋がいきなり狭くなるわけもなく、察するに405号バーガーの巨大化が止まらないのでしょう。
心にぽっかりと空いた雨雲色の穴は、瞬時にして塞がりました。むしろ、最初から穴など空いてなかったような気さえします。

9月14日、本日も405号バーガーと孫娘は元気です。
階が違っても私の部屋まで届くほど、地鳴りのような怒鳴り声とセミのような泣き声が交互に響き、その音が私を安心させています。

<タイ移住425日目>
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BTSの写真でござい~。
タイでは、このように乗り物がまるっと広告でラッピングされていることがよくあります。
日本でも稀に山手線が丸ごとラッピングされていますが、なんだろ、日本だと悪目立ちしてしまうって言うか、浮いているって言うか、かえってダサイ印象を抱いていましたが、タイでは路線バスなんかも丸ごとラッピングされているので、完全に一つの風景として街に溶け込んでいます。

本当はバスも写真で紹介したかったんだけど、いつも「あ、ラッピングバスだ!」って思った時には、携帯がご臨終なんだよね…。早く機種変更したい…。

この広告料ですが、一体いくらなのか気になりませんか?
ええ、気になりませんよね。私も一切気になりません。
でもさ、一応さ、そうでもしないとさ、今週は405号バーガーの話だけで終わっちゃうからさ、お伝えしちゃうさー。

◆BTSの車体へのラッピング広告 月66万バーツ(約198万円)
乗客数は1日120万人。道路より高い位置を走るので、乗客だけじゃなくて歩行者にもアプローチできます。私は散歩中に、いちいちBTSを見上げませんけどね。

◆路線バスのラッピング広告 月3万バーツ(約9万円)
安くね?これ、日本の地方自治体も観光誘致に使えばいいのに!“杜の都 仙台市”とか“自殺の名所 東尋坊”とか“浪速の神髄 西成区”とか。私は、この中なら西成に一票です。命の強さと儚さを同時に感じられます。

◆エアポートリンクのラッピング広告 月20万バーツ(約60万)
ターゲットは旅行者か沿線に住んでいる人になるのでしょうか。言っとくけど、旅行先で見た広告なんて忘れるからね!財閥の気まぐれな遊びとしては手頃な価格だと思います。

その他にも、トゥクトゥクの後部座席への看板広告は50台で月6万バーツ程度、MRT=地下鉄の階段付近のラッピング広告は月50万バーツ程度、地下鉄駅構内のラッピング広告は月54万バーツ程度で、ラッピング広告の制作費用は別途発生します。

10万バーツくらい頂ければ、広告にラッピングされた私が、バンコク市内を歩き回りますけど、広告主の皆さま、どうでしょう?基本的にはオンヌットからバンチャークの半径1キロ以内しか出歩かないので、影響力に疑問符は付くでしょうが、SNSの効果は見込めると思います。ただし、以下の広告に関しては、お断り申し上げます。

・ハチ・アブ・ハエ、その他昆虫が寄って来る香り付きの広告
・豚や牛に扮するなど四足歩行を強要する広告
・ワンセグでもNHK料金を支払うことを命じる広告

お支払いはタイバーツの現金取っ払いのみ!今なら多少の割引も可能です◎

<タイ移住427日目>
親しい人の鼻毛が出ていた時に、あなたは指摘できますか?
テレビで見たのか、雑誌で読んだのか、それが心理テストだったのか、性格診断だったのか…。
曖昧すぎて申し訳ないのですが、私は、だいたいのケースにおいて、わざわざ指摘をしません。恥をかくのは自分ではないし、異性であれ同性であれ、そんなことくらいで相手への印象を変えない自信さえあります。

ただ、その鼻毛が出ていることによって、かなり面白くなっている時だけは、異性であれ同性であれ、確実に伝えます。とは言え「鼻毛が出ているよ」なんて身も蓋もない言い方はせず、風情さえ感じられる表現で伝えます。

実るほど頭を垂れる鼻毛かな
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飾りじゃないのよ 鼻毛は~私は抜いたことがない~

これでピンと来なかったら、鼻毛が出ていることじゃなく、勘が鈍いことで評価をグンと下げます。

唐突に鼻毛にまつわるエトセトラを書いたのにはワケがあって、タイ人の多くは、相手の鼻毛が出ている時に、はっきり伝えるそうです。個人の性格や鼻毛の主との間柄にもよるけれど、と前置きをして、そのタイ人は続けました。
「鼻毛だけじゃなくて、例えば2人の女の子が来て、どっちの方が可愛い?って聞いた時、異性でも同性でも、自分が可愛いと思った方を正直に言います」

日本人のように心の中で「どっちも中の下だろーが」と罵りながら「どっちも可愛いよ」と言うことはなく、太った・似合っていない・髪型が変・老けた・ブスになった、などネガティブな要素も遠慮せずに伝えるそうです。
それは本音と建前を巧みに使い分ける日本人にとっては衝撃的な発言だと思います。

だってさ「カプ雄さん、太ったね。それに、その服、似合っていないし、髪型も変だよ。老けたし、ブサイクになったと思う」なんて言われてご覧なさいよ!!てめえ、やんのかコノヤロー!!ってなるでしょうよ。

一方で、タイ人にとっては、友達同士であっても日常的に本音と建前を交差させながら会話を進める日本人の習慣が、衝撃的で奇怪に見えると言います。

「あら奥さん、痩せはった?今日もお洋服、素敵やなー!高かったやろ、似合うてはるわー。やだ、美容院も行き来はったん?奥さん、えらい若いし綺麗し、羨ましいわあ~」
これは建前、こっちが本音。
「なんやねん、また、やつれてはるわ。もともと肥えとったから顎のラインが七面鳥やないの。ほんで何この服、クジャク思うたわ。事件やがな、ガリガリのクジャクが心斎橋を歩いてはったら。ほんま、子育てもせんと薄なった髪ばっかりこねくりまわして。綺麗か何か知らんけど、どつきまわしたろか、この女」

タイ人と話していると「えー」と思う感覚の違いが多々あって、それはものすごく限られた狭い範囲での話だったりするのですが、そんな些細な発見が今は楽しく、いつかブログでお伝えしたいと思っています。
ま、ものすごく小さな話だから忘れちゃうんだけどね。

それでは、また来週~!!
今週も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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