移住先の現実を見極める!

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移住先の選び方

おじいちゃんと孫

「暑い国が良い」「物価の安い国が良い」「ヨーロッパが良い」など、どこの国に移住するか?までは決めていなくても、ある程度の希望は描いていると思います。移住先を決定する前に、候補となる国や都市をピックアップし、実際に短期~中期の滞在をしてみると、より移住後のイメージが湧きやすくなるでしょう。

旅行とは違うスケジュールを!

日本が冬の間だけ、もしくは蒸し暑い夏の間だけ、と現地での滞在期間が決まっているのなら、その期間に合わせて、希望する国や都市に滞在してみることが一番良いのですが、1年ないしは数年以上の滞在を考えているのなら、旅行のようなベストシーズンを避け、あえてオフシーズンや雨季に滞在をしてみることで、より実際の生活に近い体験ができます。

旅行では、現地の気候が良い時期を選び、中級から高級クラスに分類されるホテルに泊まりがちです。しかし、それはあくまで限られた期間内で奮発することができる環境だからこその贅沢。快適なリゾート地でも年間を通して生活をしていれば、台風に見舞われたり、停電が続いたりすることもあります

気候のチェック

重要なチェックポイントの一つになるのが気候です。冬場などは「暖かい国で暮らしたい」と思いがちですが、夏場でもそう思うのか?日本より長い夏が四六時中続いて平気なのか?それらを冷静に考えると同時に、暑い国にありがちなジカ熱やデング熱のリスクとも、一年中向き合わなければなりません。

一方、大雨になると道が冠水するエリアもあれば、ハリケーンや大寒波に見舞われる都市もあります。現実から離れて、数日間だけの心地良さを味わえる旅行と、その場所が現実の生活拠点になってしまう移住では、感じ方や見え方も違ってしまうので、悪い面をチェックするつもりで下見を進めて行きましょう。

ハワイの海の風景

移住希望エリアのチェック

旅行では、観光地近郊や繁華街周辺に滞在することが多いでしょうが、日々の生活となるとエリアが異なります。主なチェックポイントは日本国内の引っ越しに通ずる部分があり、その優先順位は人によって違うため割愛しますが、雨季のある国や地域では、激しい雨が降ると外出さえも難しくなることがあるので、スーパーやコンビニまたは飲食店などが近くにあるのか?を確認しておきましょう。

また、ほとんどの国や地域では、契約をしなくても、アパート(またはコンド)の下見は可能です。家賃や備え付けの家具など、確認できるポイントは済ませておくと、予算や日本からの持ち物など、おおよその目途が立ち、とても参考になります。

病院・クリニックのチェック

持病のある方や健康に不安がある方は、病院やクリニックの場所もチェックしておくと良いでしょう。さすがに院内の様子までチェックすることは難しいかもしれませんが、外からでも休診日や診察時間を確認できることがあり、また、クレジットカードが使用できるクリニックでは、対象カードのシールを入口に貼っていることが多いので、お手持ちのカードが利用できるのか?を確認するができます。

なるべく近い場所にクリニックがあれば理想的ですが、見当たらなかった場合は、近くにある薬局をチェックしておくと、いざと言う時に安心です。

日本人向けサービスのチェック

日本人が多く住んでいる都市では、ほぼ日本と同等のサービスが存在し、なかには全てのコミュニケーションが日本語だけで済むところもあります。しかし、それはごく限られた一部の都市で、稀なケースだと考えて良いでしょう。

なるべくチェックしておきたいポイントは、スーパーでの品揃えです。現在、日本の調味料を買える都市も増えて来ましたが、行動圏内にあるスーパーでも取り揃えているとは限りません。日本から持って行くもの・持って行かなくても良いもの、を選定する際にも、この時のチェックは参考になります。

入国管理局のチェック

ビザの種類によっては、更新のために数ヵ月ごとに行かなくてはならない入国管理局(移民局)。毎日通う場所ではないですが、書類の不備があった場合など、続けざまに足を運ぶことになります。公共交通機関が発達している都市では、少し遠くても苦にならないでしょうが、バスを乗り継いで行く都市やタクシーを使わないと行けない都市、または移住予定の都市に入国管理局がない場合だと、時間もお金も掛かり、非常に面倒に感じます。

わざわざ近くに住む必要は全くありませんが、同じ都市内でビザ更新などができるのか?は、必ず確認しておきましょう。

交通機関のチェック

日本よりも安く利用できる国が多いことから、旅行中は気兼ねなく使っていたタクシーやレンタカー。しかし、移住直後は節約モードになることが多く、なかなか気軽に乗れなくなる人もいます。交通機関が充実している国や都市では電車やバスなど、豊富な手段がありますが、そうではない都市の場合、どのような方法で日常の移動をするのか?また、それはどのように乗り、どのように料金を払い、どこまで行くのか?をチェックしておきましょう。

また交通手段が豊富な地域でも、早朝や深夜の本数などを確認しておくと、会社や学校などのスケジュールが組みやすくなります。

治安のチェック

観光地に多い軽犯罪と住宅地に多い軽犯罪では、一般的に異なると言われています。また、旅行中は一人歩きや深夜の行動をしないように気を付けていても、生活になると、やむを得ない事情で深夜に外出をしなくてはならないシチュエーションが出てしまうこともあります。

昼と夜では、全く別の雰囲気になってしまうエリアもあるので、そのような場所に住んでしまわないためにも、居住エリアの治安チェックは、昼間だけではなく、夜や早朝にも行っておくことが大切です。その際に、慣れない場所での一人歩きは危険を伴う恐れもあるので、信頼できる現地在住の人に同伴をしてもらうか、複数人で行動をするなど、可能な限りの対策を立て、少しでも不気味に感じることがあったら、すぐに立ち去るようにして下さい。

日本人向け求人のチェック

現地で就労を考えている場合には、日本人向け求人の多さも選定のポイントとなります。毎日の職場が移住希望先と異なる都市では、通勤に時間とお金が掛かります。場合によっては勤務地への送迎がある企業もあるので、給与だけではなく詳細もチェックしておきましょう。

同じことは学校選びにも共通し、毎日通う学校を選ぶ際は、移住希望地と同市内か自宅から通いやすい都市にあることを、必須条件として加えておきましょう。

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